突然ですが、
みなさんはご存知でしょうか?
なぜ「ブランド戦略」が重要視されているのか?
これは、消費者・顧客の方が商品(サービス)を使用もしくは体験する際に、
得られる価値として、大きく機能的価値と情緒的価値の2つがあると言われています。
21世紀に入ったいまの成熟社会においては、
機能や品質のコモディティ化(一般化)が進んでおり、
機能的価値だけでは商品(サービス)の差別化が困難になりつつあります。
機能や品質とは、
時計で言えば正確に時が刻めること。壊れにくいこと。
消しゴムで言えば綺麗に文字が消せること。
ノートで言えば紙が破れず文字が書けること。
など。
このような、機能や品質がコモディティ化された商品は、
価格の差がつきづらくなります。
機能や品質に差がない状態で販売競争を続けていくと、
自ずと価格が安い方が選ばれていく傾向になります。
いちど価格競争に巻き込まれてしまうと、
そこから抜け出すことが容易でないことは
想像に難しくありません。
そんないまの成熟社会において、
「価格競争に巻き込まれずに、少しでも高く、少しでも多く、
商品(サービス)をお客さまに選んでいただくため」には、
情緒的価値を高めていく施策を併走させていく必要があります。
それが「ブランド戦略」なのです。
「ブランド戦略」をしっかりと策定することで差別化がはかれ、
価格競争とは無縁の安定した経営を
長期的に継続させていくことができるのです。
その「ブランド戦略」をしっかりと策定したうえで、
デザインの力(想いをまとめて、伝わるように言葉やカタチにする)を活用して、
消費者・顧客の方がもつイメージと合致させていく活動を
「ブランディング」と言います。
少しでも楽しく豊かな社会になるような貢献ができるよう、
ブランドマネージャーとして精進していきたいと思います!
ブランドデザイン研究所 / BRAND DESIGN Labs
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